我々人類が直面している問題の一つは、環境問題です。
美しい地球の環境を守るためには、一人ひとりが環境問題に取り組まなければなりません。
兵庫県尼崎市の株式会社サクライでは、金属資源リサイクル事業を通じて、環境問題の改善に取り組んでいます。
以下では、大阪支店にて行っている車の資源化工程をご紹介いたしますので、ぜひともご覧ください。

Dismantling自動車解体部門

自動車解体部門では、使用済み自動車を以下のような手順で解体・資源化しております。

解体工程

兵庫県尼崎市にある本社にて、使用済み自動車を、以下のようなジャンルに分けて解体・加工します。

  • 廃タイヤ
  • タイヤチップ
  • ハーネス
  • 銅ナゲット
  • 触媒
  • 自動車解体

資源化工程(破砕・選別)

大阪支店では、解体加工された自動車を下記設備を使用し環境に優しいリサイクルに力を入れています。

  • ミックスメタル
  • モーターコア
  • 希少金属(レアメタル)
  • シュレッダー鉄金メタル
解体工程

運搬

加工処理を施された原料は、自社大型トレーラーを用いて毎日、製鐵所・製錬所に運びます。

1台の廃車自動車から再資源に生まれ変わるまでの作業工程

解体工程の大まかな内容は、これらの通りです。実際の作業では、ナゲット機や廃タイヤ破砕機、ニブラなどの設備を用います。
また、株式会社サクライでは、雨水の再利用も行っているのが特徴です。2基の貯水タンク(10,000ℓ、3,000ℓ)があり、天井(工場面積800坪の天井)に降り注ぐ雨水を貯めこんでいます。
そして、その貯水している水を、工場用水として活用しています。業務をする上で、リサイクルや環境問題の改善につながることは積極的に取り入れていく予定です。

解体工程

1工程

エアバック・車上展開
フロン類の回収

2工程

燃料の回収
廃油(エンジンオイル・ミッションオイル・オートマチックオイル等)は
定期的に処理業者へ処理委託します。

3工程

タイヤ・バッテリーの回収
タイヤは再販またはボイラー燃料としてチップ化します。
アルミホイールは非鉄金属原料として売却します。
鉄ホイールは製銅原料として売却します。

4工程

触媒の取り外し、ラジエターの取り外し、
足回り部品の取り外し

希少金属原料として売却します。
非鉄・金属原料として売却します。
製銅・非鉄金属原料として売却します。

ナゲット機
自動車ハーネスを粉砕と
比重選別する事で
貴重な銅資源を回収できます。

廃タイヤ破砕機
不要となった廃タイヤを破砕し、
再生燃料として
再利用しています。

ニブラ
ニブラを使用して金属、
非鉄金属類の取り外しを行います。

雨水の再利用
工場面積800坪の天井に
降り注いだ雨水を
10,000ℓ、3,000ℓ、
計2曹の貯水し、工場用水として
再利用しています。

 

大阪支店では、
使用済みの自動車を処理できる
TH750型シュレッダーをはじめ、
あらゆる設備を導入し
車のリサイクルに力を入れています。

資源化工程

1工程

プレシュレッダー
こちらの工程では、プレシュレッダーを用います。
次の工程に進むためには、自動車ガラ、ARTプレスを粗破砕しなければなりません。

2工程

シュレッダー
粗破砕した製品を、シュレッダーを用いてより細やかに粉砕します。

3工程

分別
細かくなった製品を、選別機を用いて分別します。自動車は、ダストや非鉄金属、アルミ、ミックスメタルなどに分別可能です。
選別機は機種によって、振動や風力、磁力など分別に用いるものが異なります。
こちらの工程で使用する設備には、以下のような種類がございます。

アルミ選別機

電磁式ドラム磁選機

デ・ストナー

サイクロン集塵機

スクラバー

マテリアルⅠでは、
主に自動車エンジンを溶解し、
アルミニウムを抽出しています。
溶け出たアルミニウムからは、
純粋なアルミニウムインゴットが作られます。

アルミニウム溶解工程

1工程

エンジン破砕
重機を使用してエンジンと
トランスミッションを砕きます。

2工程

分 別
破砕したエンジンを、材質、大きさによって分別します。

3工程

破砕したエンジンを
溶解炉へ投入。

4工程

溶け出たアルミを抽出
します。

製品 アルミニウムインゴット

製品 アルミニウムインゴット

製品 アルミニウムインゴット